●きうり天王祭 毎年7月14日開催
きうり天王祭は、毎年7月14日に須賀川市の中心部にて開催されます。須賀川特産品の胡瓜を2本供え、お護符のかわりに別の胡瓜1本を持ち帰り、それを食べると1年間病気にかからないといわれています。祭神は、石背の国17代国造 豊足彦だと伝えられています。古記によると、生前の徳により、旭ヶ岡に祭られ岩瀬天王と称され、生前、広い胡瓜畑を有していたことから「きうり天王様」ともいわれるようになったそうです。
ある年、この地方に疫病がはやり、人々は岩瀬天王の崇りであろうと考え、旭ヶ岡から岩瀬天王の霊をお迎えして祭事を行い、胡瓜を供えたところ、疫病は消散し、その後は疫病にかかる者がなくなったそうです。それから、年に一度、広場に仮屋を建て、胡瓜を2本あげて供えてある胡瓜を1本もらって帰り、それを食べると病気にかからないといわれるようになった伝統行事です。