追悼特別展 高倉 健

[ 講演・文化 ]
期間
2018年06月09日~2018年07月16日
時間
9:30〜17:00(入場は閉館30分前まで。ただし7月6日(金)と7月13日(金)は20時まで開館)
場所
いわき市立美術館
参加費
一般1,000円
募集人数
特に指定なし
【追悼特別展 高倉 健】

北九州の炭鉱の町で生まれ育ち、明治大学卒業後、スカウトされ東映に入社した高倉健は、1956年にデビューしてから、2014年に世を去るまでに、205本の映画に出演しました。

初期には、喜劇、文芸作品、美空ひばりと共演した青春ものなど幅広い題材で、年間10本程度の映画に出演します。190年代半ば以降には、「昭和残俠伝」シリーズなどの仁俠映画で東映の看板スターとして注目を集め、映画館の観客を熱狂させました。
フリーになった1970年代後半以降には、それまでのイメージを変える役柄で活躍し、1978年に「八甲田山」と「幸福の黄色いハンカチ」で第1回日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞を受賞するなど、数多くの賞を受賞しています。器用な演技を目指すのではなく、「映画はドキュメンタリーである」と考え、役柄になりきる高倉健には独特の存在感があり、俳優としてすぐれた表現者でした。晩年には日本を代表する映画スターとして多くの崇敬を集め、2013年には文化勲章を受章します。

本展では、出演作205本すべてから抜粋した、高倉健出演場面の映像の紹介を中心に、高倉健が所蔵していた脚本やスチール写真、ポスターやプレスシートといった宣伝物など、貴重な資料類を一堂に展示し、映画俳優・高倉健の足跡をたどり、その魅力に迫ります。

なお、映像は映画1本あたり15秒から2分の抜粋で、時代ごとに分け、約30台のモニターやプロジェクターで紹介します。全部の映像を見るには約2時間かかりますが、高倉健の初期から晩年にいたる顔つきや演技などの変遷が動画で辿れる、またとない機会となっています。


【休館日】月曜日(ただし7月16日は開館)

【観覧料】一般 1,000円(800円)
高・高専・大生 500円(400円)
小・中生 300円(240円)
※( )内は20名以上の団体割引料金
※いわき市在住の65歳以上の方、身障者手帳などをお持ちの方は無料
※いわき市内の小・中・高・専修(高等課程)・高専生は土曜日と日曜日のみ無料(身分を証明する手帳等をご提示ください)

【開催中の催し】
講演会「高倉健と日本情念:60年代仁俠映画の魅力」
【日時】6月17日(日)14:00〜15:30
【会場】美術館3階セミナー室
【講師】山本 哲士(政治社会学、ホスピタリティ環境設計学)
【定員】45名(聴講無料、先着順)

追悼特別展 高倉 健
お問い合わせ いわき市立美術館
0246-25-1111
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