HOUSING108

質感あふれる素材使いも魅力 住むほどに愛着が湧いてくる家

玉川村/Sさん宅
 
「どの角度から見ても美しい」にこだわった寄棟造りの重厚感ある外観。外壁は高級感のあるデザインパネルを採用。白を基調に玄関周りとベランダは少し重めの色を用い重厚になりすぎない落ち着きのある趣に仕上げている。
〈後悔〉「親世帯の同一敷地内に建築したのですが、建築位置を決めるより住宅の設計が先行してしまい、親に迷惑をかけてしまったかな」と少し後悔。
 

匠の技が創り出す、予想以上の出来映えに感激

須賀川市内のアパートで新婚生活をスタートさせたSさんご夫妻。
初めてのお子さんが生まれるのをきっかけにマイホームを意識するようになった。
しかし、建築予算はおろか、住宅展示場を見ても自分たちはどんな家にしたいのか、お互いのこだわりをどうまとめたら良いのかイメージが湧かなかったというお二人。そんなとき、両親からの勧めもあり『雅 建築設計事務所』に依頼することに。
「実は友人宅も雅さんで建てていて、評判の高さは聞いていました。地元のビルダーということもあり、何かあった時はすぐ対応してくれるのも安心ですね」と奥様。ご夫妻が思い描いた我が家は「子どもがのびのび遊べて元気に育つ家。ぬくもりのある木や自然素材に囲まれた家」。その希望は限られた予算とスペースの中で見事に実現した。1階は明るいリビングを中心に、西側に和室を続き間とし、小上がりの畳コーナーがあるダイニングキッチンを東側にレイアウト。
2階へ通じる階段と水廻りはリビングと扉で仕切ることができるので、来客の際でも家族が気兼ねなく生活ができるよう配慮がなされている。同社の空間設計のうまさは、部屋の拡張性をもたらす建具類や開放感と部屋を広く見せる効果を狙った折り上げ天井にも現れている。また、それぞれの部屋の壁や床、天井に使用する建材やデザインを変えることで、部屋の表情を変化させワンランク上の満足感をつくり出している。
 
〈満足〉床は無垢の桜、腰板は杉、天井には檜など自然素材を豊富に採用したリビングは木の温もりとあたたかさに溢れている。特に腰板の額縁仕上げは素晴らしく、同社大工さんの匠の技が光る。窓枠など建具のコーナーは全て面取りを施すなど手の込んだ仕上げになっている。
 
 
〈満足〉小上がりの畳コーナーがあるダイニングキッチン。食堂テーブルを置くと部屋が狭くなってしまうのでキッチンカウンターを設置。炊事や後片付けをしながら子どもの勉強が見られる使い方も想定。
白を基調にした明るいキッチン。広々使えるシンクやお掃除らくらくのレンジフードなど機能性が高いシステムキッチン。
 
 
▪マイホームDATA
◦家族構成:夫婦+子ども2人
◦土地面積:337.44㎡(102.07坪)
◦延床面積:129.72㎡(39.25坪) 1階 77.67㎡ 2階 52.05㎡
◦構 造:木造在来軸組工法
◦竣 工:2017年11月
 
▪施工会社
有限会社 雅(みやび)建築設計事務所【詳細はコチラ
石川郡石川町塩沢字広畑52 TEL.0247-26-7997