HOUSING106

光と風、自然素材に包まれたコテージのような平屋のおうち

矢吹町/Kさん宅
 
 
勤め先やお子さんたちの住まいとも程近いところに希望していた土地が見つかったのを機に、家づくりを決断。「これからの生活を考え、移動がしやすくてランニングコストのかからない平屋のおうちにしようと決めていたので、どこに頼もうかと思案していました」とKさん。その中で『吉田技建』をパートナーに選んだのは、高気密・高断熱性能を高めた省エネオール電化住宅を多く手掛けてきた実績と同社の技術力を高く評価したから。また、「家は人生を楽しくする〝ツール〟のようなものと捉え、その家で自分らしくどう楽しく暮らすかが重要。住まう方のこだわりや要望を出来る限り取り入れる工夫と努力を惜しまない」という同社の家づくりに対する姿勢に惹かれたからのようだ。
 
〈満足〉ほっとできるお家カフェのようなKさん宅。やさしい手触りと、住むほどに深まる質感がある。
 

小さな家でも、質の良い家を建て、楽しく暮らす

道路に面した西側以外は3方向とも雑木林に囲まれているKさん宅。そこで、プライバシーを考えて玄関やリビングを東側にレイアウト。ウッドフェンスで外観のデザイン性を追求しながら、通る人の視線を和らげるなどの効果も。チョコレートカラーの外観、白木と真っ白な壁が清潔感と和みのある室内空間を造りだしているKさん宅は、さながら森に囲まれたコテージのよう。リビングとダイニングキッチンを一体化させた空間は、天井の高さもあって、ゆったりとした開放感がある。床は無垢のパイン材、珪藻土の自然素材にステンドグラスやタイルで味わいと遊び心をプラス。造作家具や建具も可愛く、お気に入りの雑貨やグリーンでほどよいナチュラル感を演出している。「必要なものにすぐ手が届いたり、気持ちよく管理できたり、家の中で何かをしていても、じっとしていても落ち着ける心地よさがあって…、そういったちょうど良さをカタチにしたら〝小さな平屋〟だったんです」とKさん。必要以上に大きくないから建築費用や日常に掛かる光熱費だって抑えられる。コストカットできれば、部材をランクアップしたり、インテリアや趣味に使うこともできる。暮らし方や家に対する「小さな」「ちょうどいい」の感覚もありかなと感じる良い事例だ。
 
玄関にもお気に入りの雑貨小物やグリーンをディスプレイし、訪れるゲストを温かみのある雰囲気でお出迎え。
家族の体格に合わせてキッチンや収納台の高さを調整。
〈後悔〉冷蔵庫が右開き扉のためにキッチン奥に設置したが、誰かが調理しているときは邪魔になって扉が開けづらい。
 
▪マイホームDATA
▪家族構成:大人3人
▪土地面積:330.58㎡(100.00坪)
▪延床面積:91.00㎡(27.52坪)
▪構 造:木造在来軸組工法
▪竣 工:2015年7月
 
 
▪施工会社
有限会社 吉田技建【詳細はコチラ
白河市高山西164-5 ☎0248-22-5301