HOUSING92

子育てと暮らしを謳歌しながら心地よさと楽しさを感じる家

須賀川市/Kさん宅
 

今までメゾネットタイプのアパートに住んでいたKさんご家族。広くはないものの、通常のフラットタイプと異なり、プライベート空間の確保ができたり、育ち盛りの子どもたちが走り回っても階下を気にせずに暮らせたので特段不満を覚えることはなかったそう。戸建てを検討しはじめたのは、ご主人の転勤がほぼ決まった2年前。どこに依頼しようかインターネットで検索し、『住まい屋 きらく』のホームページを見たのがきっかけで同社との家づくりをスタートさせた。

 
 
子ども部屋はオープンな空間でフレキシブルに

1階より先にプランニングしたという2階部分の子ども部屋は、3人とも平等に同じ広さがとれるように配置。2階ホールを介して各部屋がつながっており、ドアを開ければ回遊できるオープンな間取りになっている。「少なからず東日本大震災の影響があったのかも知れません。子どもたちが外で遊べなかった時期があったので、家の中を自由に走り回れる開放的な空間にしたかったのです」と奥様。勾配を活用した小屋裏部屋は同社からの提案で、高さはないものの大容量の収納&子どもたちと一緒に遊べる広さを確保。東西に小窓があるので風通しも良く、思い思いに楽しめる、笑いに包まれた空間になった。「部屋から漏れる光で子どもたちの息づかいを感じられるようにしました」という子ども部屋のドア上に付けられた半透明のガラスブロックは、プライバシーと部屋の採光を考えた、子どもたちに対する思いやりのアイデアと言えるだろう。


 
 

 
 
考え抜いた空間設計と個性を描いたインテリアデザイン

Kさん宅の1階の間取りも子育てに寄り添う動線。玄関から西側に配置した洗面室やバスルームに、リビングを通らずに直行できるようにと考えられた間取りになっている。「息子たちがサッカーをしていて洗濯の回数が多いので、キッチンから洗面室に直接行けるこの距離も助かっています」と奥様。3人の子育てに忙しい奥様が少しでも家事がしやすいようにと配慮した動線が機能的だ。  LDKの隣には念願だった和室を設けており、和風・洋風問わず溶け込む枡格子の引き戸や手漉き和紙の表情が楽しい枡張り障子を採用。間仕切りの引き戸を開け放ししたとしても違和感のない空間づくりに成功している。また、家中を良く観察すると室内のオシャレ感を醸し出すために共通のアイデンティティーを採用しているのに気づく。カーテンレールや本棚、雑貨、照明器具の柄等にも黒のアイアンデザインのものを取り入れており、白壁とダークブラウンの床を基調にした落ち着いた配色とインテリアのトータルコーディネートを心掛けたという住み手のセンスの良さが光っている。

 
 
ダイニングルームの壁面にはご主人お気に入りの畳ベンチと造り付けの机を設置。
〈後悔〉照明用スイッチの位置を少し考える余地があったかなの程度で、不満はなしとのこと。

 
〈満足〉和モダンの和室には障子と和紙が織りなす美しい光と影の世界が満ちあふれている。
 
 
▪マイホームDATA
◦家族構成/夫婦+子ども3人
◦延床面積/131.66㎡(39.82坪)1階 69.56㎡ 2階 62.10㎡
◦構  造/木造在来軸組工法
◦竣  工/2016年3月
 
▪施工会社
株式会社 住まい屋 きらく【詳細はコチラ
須賀川市小倉字前仲作85 ☎0248-79-4340